醸造所開業サポート|KOMATSU BREWING
開業サポート実績|KOMATSU BREWING

静かなまちに、小さな変化を起こしたい——。
そんな想いから、国家公務員としての安定したキャリアを手放し、クラフトビールの世界に飛び込んだ人がいます。
今回お話を伺ったのは、かつて日本の防衛に携わっていた元・公務員の山下さん。
ビールづくりというまったく異なる分野への転身の裏には、「地域に新しい挑戦を生み出したい」という強い信念がありました。
「地元のまちには昔ながらの良さがある一方で、若い人が集まるような“新しい空気”が少ないと感じていました。自分がその空気を作るきっかけになれたら——そんな思いがクラフトビールという形に結びついたんです。」
そう語る彼の背中を押したのは、家族や友人たちの応援でした。
「やってみたら?」の一言が、人生を大きく変えるきっかけになったと言います。
未経験からの挑戦に立ちはだかった「現実」
もちろん、決して簡単な道ではありませんでした。
特に大きかったのは「本当に採算が合うのか」という不安。
「ビールを作るだけじゃなく、設備投資や人件費、販路開拓など、見えないコストがたくさんある。ビジネスとして成り立つのかが、いちばんの悩みでした。」
さらに、醸造経験ゼロからのスタート。
しかし、Story Agent社で基礎から醸造技術を学んでいたことで、設備の扱いにもスムーズに慣れることができたと振り返ります。
「初めての仕込みのときも、思ったより戸惑いは少なかったですね。“学べる環境”があったことは本当に大きかったです。」
「オールインワンタンク」という現実的な選択
そんな中で導入を決めたのが、“オールインワンタンク”という醸造設備。
彼が惹かれた理由は、その“現実的なスケール感”でした。
「一番の決め手は、必要なスペースが小さくて済むことでした。通常のブルワリー設備だと100㎡以上必要なケースもあるけれど、オールインワンタンクならわずか3坪ほどで始められる。古民家を改装して導入できたのは、本当にありがたかったです。」
温度管理から炭酸調整まで、一台で完結できる構造。
少人数でも仕込みができるその仕組みは、彼の理想とする「小さく始めるビールづくり」にぴったりでした。
古民家ブルワリーが生む“まちの第三の場所”
古民家を改装したブルワリーは、タップルーム(直営バー)を併設。
地元の人たちがふらりと立ち寄り、ビール片手に語り合う“第三の場所”として親しまれています。
「地域の人が集まって、たわいもない話をしながら一杯飲める。そんな時間が生まれるのが嬉しいんです。」
さらに瓶詰めも始め、近隣の飲食店や酒屋への卸販売も展開中。
少しずつ、地元発のブランドとして知られるようになってきました。
「ゆくゆくは“あのまちに行ったら、あのビールが飲める”と言われるようになりたいですね。」
「小さく始める」から広がる可能性——これから挑戦する人へ
最後に、これからクラフトビールに挑戦したい人へのメッセージを尋ねました。
「正直、不安はたくさんありました。でも今は、設備やスキルの面で“できない理由”がどんどん減っていると感じます。オールインワンタンクのような設備があれば、省スペース・省工程で本格的な醸造を始められる。
だからこそ、“自分のまちに物語のあるビールを作りたい”という人には、ぜひ一歩踏み出してほしいですね。」



これからも、「ビールを作りたい!」という夢を実現するお手伝いを続けてまいります。ぜひ一度弊社までお気軽にお問い合わせください。
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