オールインワンタンク

クラフトビール起業にかかる値段は? 約500万円で始めるクラフトビール起業! 

近年ブームを見せるクラフトビール。そんな個性あふれるビールを自分で作ってみたいと感じる人も近年増加しています。実際、現在国内のクラフトビールのブルワリーの数は800を超えていると言われています! 

しかし、専門的な機械や資格など、何を準備したら良いかわからない、また、初期費用にいくらかかるかわからないという疑問点も多くあることかと思います! 

そこで今回は、そんなクラフトビール起業にかかる初期費用について解説します!! 

クラフトビール起業には、大きく分けて2種類の方法があります。 

1.ブリュワリーを起業したい場合 
2.ブリューパブを起業したい場合 

です。 

  1. ブリュワリーを起業したい場合 

ブリュワリーとは、ビールの製造のみを行う醸造所のことです。 

ビールの製造に主に資金を注力できるため、より多くの資金を設備投資に充てることができます! 

機材費 

クラフトビールを作成するにあたり、機材は専門的で高価なものが多いというイメージがあるかもしれません。実際、中規模~大規模のブルワリーで使用される機材費は数千万円を超えることもあります。 

しかし、小規模のブルワリー起業を行う場合であれば、複数種類のビールを醸造するとしても、比較的機材費を安く抑えることができます! 

また、小規模のブルワリー向けに製造されたAll in one タンクを導入することによって、一機約100万円からの機材投資が可能です! 

詳しくは、こちらの記事をご参照ください! 

日本の法律上、1年間で6キロリットルのビール(発泡酒免許)を醸造しなくてはいけないため、少なくとも2~3機は必要となります。 

その他に同時に必要な機材なども含めて、機材費は最小で200~300万円と推定します。 

資格費 

実際に必要な経費は細かく設定されており、地域ごとによって異なるのですが、必ず必要となる費用は、ビール製造免許登録免許税:15万円です! 

その他地域ごとの必要な資格費は、各自治体のホームページをご確認ください! 

賃貸代 

小規模ブルワリーでは、賃貸を借りて醸造を行うブリュワリーが多いです! 

こちらも地域や広さによって家賃や敷金は異なりますが、 

最小限の土地の広さで行えるオールインワンタンクによる醸造は、小規模ブリュワリーの特権ともいう事ができるでしょう! 

先述のAll In Oneのタンクを使用すれば、最小3坪でビール醸造を始めることが可能です! 

仮に1坪の賃貸平均価格が1万5千円であり、その他にも保険料や敷金、礼金、仲介手数料などを含めると、初期費用は最低でも約30~40万円程と推測できます。 

◎その他諸費用 

ビール作りの初期費用に欠かせないその他の費用としては、 

水道代 
電気代 
人件費 

などが挙げられます! 

以上の費用を合計すると、合計約500万円以内で小規模ブルワリーを開業することが可能です! 

2.ブリューパブを起業したい場合 

ブリューパブとは、自分でビールを製造しながらタップハウスを営業する形態のお店のことです!タップハウスの営業で利益を得ることができる分、初期投資で充てられる醸造設備への投資の額は控えめとなる傾向があります。 

◎機材費 

ビールを醸造するタンクはもちろん、タップハウスを営業するために必要なサーバーなどへの投資も必要となります。 

タンクへの投資と、タップハウスへの投資のバランスが大事となってきます! 

タップハウスのサーバーはおよそ50万円で購入可能です! 

◎資格費 

先ほどの製造免許登録税に加えて、 

食品衛生責任者 10000円 
防火管理者 3000~5000円 

も必要となります! 

賃貸代 

ブリューパブを起業するとなると、タップハウスを営業するために、ブリュワリーよりも広い土地が必要となります! 

そのため、敷金や礼金などもブリュワリーを行うよりも多くかかります。 

仮に家賃15万円の物件で開業すると、その10倍、約150万円の物件取得用の初期投資が必要となると言われています。 

その他費用 

先ほどの諸費用に加えて、 

・タップハウスの外装、内装費 

こだわり具合や物件自体に大きく左右されますが、基本的に1坪につき20万円と言われています。ですので、仮に10坪で開業すると約200万円が必要になります。 

以上の費用を合計すると、ブルワリーを開業するよりは多少費用が多くなってしまう可能性が予想されます。ですが、ブルーパブの方が売り上げは多くなる傾向もあり、開業者の理想に合わせて選ぶことが重要となります! 

◎まとめ 

いかがでしたか?今回実際に挙げたのはあくまでも初期投資の額なので、実際には材料費や広告費など、様々な諸費用が掛かります。ですが、思っていたよりもあまりお金がかからないのでは?と感じた方も多いのではないでしょうか? 

この記事がブリュワリー開業を目指す方の後押しになれば幸いです。 

また、私たち株式会社Story Agentは、クラフトビールづくりに必要なノウハウなどの研修なども行っております。詳しくはこちらの記事をご覧ください!