3坪から始められるクラフトビール工場|最も始めやすい最高のビールを醸造する方法

オールインワンタンク

オールインワンタンクは、クラフトビールの醸造において1タンクで仕込みから発酵、冷却、さらには熟成までを1つのタンク内で行うことができる設備のことを指します。このオールインワンタンクシステムにより、ブリューハウス(「ホットリカータンク」「マッシュタン」「ケトルタンク」という3つのタンクが備わった設備)」と発酵タンクを用いた複雑な工程を1つのタンクで完結させることができるため、醸造所に必要なスペースの節約や醸造作業の効率化を図ることができます。技術のいる醸造をよりシンプルにした、ビールを製造する上でとても扱いやすい設備となっています。

最も効率化された醸造工程

仕込み時間

仕込み水の準備:30~60分
糖化:60~90分
濾過:10~20分
スパージ:15〜20分
麦汁煮沸まで:30分
煮沸:60分
冷却:3~6時間

例)
朝 9時 仕込みスタート
麦芽粉砕+仕込み水の昇温
9:30:糖化スタート
10:30:糖化終了・濾過開始
11:00:スパージ
11:30:煮沸開始
12:30:煮沸終了・冷却開始
15:30:冷却完了・酵母投入
※諸作業や昇温時間は環境温度で異なります。

オールインワンタンクの優位点

1)スペース最小、利益最大|3坪から始められるクラフトビール工場

麦芽のマッシング(糖化工程)も発酵タンク内で直接行うため、これまでの醸造設備で必須であった、マッシュタンク、ケトルタンク、ホットウォータータンクが不要になり、床面積が最大 70% 削減されます。それにより、日本の酒税法に定められている年間最低醸造量(発泡酒製造免許/6KL)を3坪の小さな醸造スペースで可能とします。床面積を70%と削減しても製造量=売上は変わらず、これまででは不可能だった利益率を可能とします。全てのタンクにキャスターが付いているため、醸造所内でも自由にタンクの移動が可能で、高い生産性を実現します。

2)衛生管理

オールインワンタンクは、従来の醸造設備と比べ、ビール醸造に不要な微生物の侵入や雑菌汚染を防ぐことができます。オールインワンタンクの発酵タンクは煮沸ケトルタンクとしても機能するため煮沸を利用した熱殺菌も容易に行うことができ、時間節約と水道光熱費のコストダウンが見込めます。

3)水消費量の削減

マッシュタンク、ケトルタンク、ホットウォータータンクが不要になったことで、それぞれのタンクに洗浄で使用していた水が不要になります。ビール醸造ではビール作り以上に清掃に水を使うため、オールインワンタンクを導入することによる水道代削減が可能です。

4)タンクの拡張性

150Lから300Lまでの容量を備えたオールインワンタンクを用意しております。醸造所設立予定地のスペースや、目標売上高等に合わせたタンクの容量オーダーが可能です。

5)初期費用の大幅な削減

同等の容量を用した従来の醸造設備と比べ、オールインワンタンクの初期投資は50%以上削減されます。これまで2,000万円以上の初期投資が必要でしたが、ビール醸造に必要なタンクの総数が減ったことで、附帯設備が減り、醸造所に必要な床面積が小さくなったことで、300万〜1,000万以下での開業も可能となりました。

6)醸造日数の短縮と人件費の削減

必要なタンクの総数が減ったことで、これまでビール醸造に必要だった準備や片付けにかかる工数が減ることはもちろん、醸造プロセスのステップ (水/麦汁の移し替えなど) が減るため、1回のビール醸造にかかる時間も短縮されます。

7)オート制御

これまでの小規模醸造方法といえば、西日本で広く採用されている「石見式(寸胴鍋と縦型冷凍庫を改造した設備)」でしたが、全て手作業でビールの温度管理やタンク移送を行わなくてはいけませんでしたが、オールインワンタンクは、オート温度制御盤と自動電子弁によって管理することができるため、より再現性が高く、品質の高いビールの醸造が可能です。

私たちのオールインワンタンクの概要


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ビールの品質向上

ステンレス製のタンクで汚染リスクの少ない環境下でビール醸造が可能なため、ビールの品質向上に繋がります。

オール電化対応

従来のビール醸造設備の熱源は蒸気が主流ですが、このオールインワンタンクは全て電気で対応しているため、余計な設備が必要ありません。

広大な面積は不必要

1基70cm×70cmのため、0.5坪のみ。最低醸造Lである6KLを賄う設備を導入してもわずか3坪でビールの製造を開始できます。

安心のサポート付き

現役醸造家がブルワリーの立ち上げから設備のセットアップ、ビール醸造についての研修等トータルサポートします。

保証について

メーカー保証について

弊社では、安心してご購入いただけるよう、1年間の保証をご用意しております。追加のスペアパーツが必要な場合も1年間であれば追加発送が可能です。

保証対象品のリードタイム

欠陥製品の破損度合いによりますが、発送に2週間から3週間のリードタイムを要します。主要タンクについては、製作に40日間の期間を要します。

保証の対象品

  • オールインワンタンク
  • モバイルポンプ
  • 麦芽粉砕機
  • バルブ

アフターフォロー

定期的(3ヶ月に1回目安)な保守点検を行うことで、劣化や破損の有無や設備の状態を確認し、点検結果をお知らせします。お知らせの際には結果だけでなく、日常のメンテナンスや長持ちさせる方法などもアドバイスさせていただいております。

オールインワンタンク協議会について

私たちは、ブルワリーの開業ハードルをグッと下げるために協議会として様々な取り組みを行なっております。その取り組みをいくつか紹介させていただきます。

ゼロから学ぶ、完全無償のクラフトビール醸造研修

ビール醸造の勉強方法は人によって様々ですが、醸造研修の受入を行っている醸造所に研修費を払い3ヶ月前後勤務するのが一般的です。
醸造機械の販売をさせていただく中でビールの醸造研修受講の要望を多く受け、オールインワンタンク協議会ではオールインワンタンクを導入するビジネスオーナー様に限り無償で開業してすぐに美味しいビールを提供できる醸造技術を身につけるためのゼロから学ぶ、クラフトビール醸造研修を行っております。

醸造所開業に必要な認可の取得サポート

醸造所を開業するためには、税務署、保健所、水道局など行政機関から許可を受ける必要があります。
複雑で時間のかかる申請作業を協議会でサポートさせていただいております。
特にクラフトビールの製造免許の取得には申請から半年以上かかる場合もあり、長引くと事業開始時期が延びてしまいその間の固定費(家賃、人件費等)がのしかかってきます。
審査をスムーズに進行していくためにも申請書の作成はとても重要な作業になります。

セミナーの開催

ビール醸造、販売の経験がなくてもご安心ください。
オールインワンタンク協議会では毎月1回オンラインで、ビールの醸造セミナー、経営セミナーをオールインワンタンク導入事業者様を対象に無償で行なっております。
醸造所の開業まで幾つものハードルがありますが醸造所の開業後に困らない内容になっております。


セミナー資料を見る

フェイスブックグループの運営

醸造設備ご購入後もオールインワンタンクを導入している事業者様の横のつながりを作り情報交換を行なっています。
醸造についてのお困りごとや補助金の案内等、幅広く事業者様同士がコミニケーションをとり美味しいビール作りに励んでおります。
グループの参加は任意となります。

お困りごとを解決するAIアシスタントの運営

協議会からAIアシスタントを提供しております。すぐに回答が欲しいトラブル発生時などにご利用いただいております。


AIアシスタントを見る

サポート例紹介


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私たちについて

会社概要イメージ

株式会社Story Agentは、2020年にクラフトビールの販売事業を創始。2021年には自社醸造所を構え、自社ブランドである「IB BREWING」を全国へ展開。
2023年にはカンボジアの首都プノンペンに、自社の醸造所&レストラン「GRILLED CHICKEN & CRAFT BEER LAB」をオープンし、グローバル展開にも注力している。

ビールの製造•販売事業に加え、これまでのビール醸造のノウハウをもとに醸造家が求める醸造設備をコンセプトに、醸造所立ち上げトータルサポートと完全オーダーメイドの醸造設備販売事業も行う。

お問合せ

お客様が計画する醸造所の規模に合うオールインワンタンクのお見積もり、仕様等をメールで送らせていただきます。醸造所計画の前段階でもご相談お受けしております。お気軽にお問い合わせください。

電話番号:050-6875-0333
メール:info@story-agent.com